between winter and winter

僕たちには権利がある。どこに住むのだって自由だし、どこかに出かけるのも自由だ。
例えばの話だ。僕は東京に住んでいる。そして、僕は、僕が住むこの部屋から、どこへだっていける。近所の公園にだって、渋谷にだって、箱根にだって、そして、宇宙にだって。
季節は冬を終えて、そしてまた冬に向かいだしている。その冬と冬の間にある時間、僕たちは宇宙服の代わりに薄い服を着て、酸素を吸いながら、炭水化物をエネルギーに変えながら、そして時々ビタミンのことなんかを気にしたりしながら、様々な物体を体内に吸収し、生きている。
権利の話だ。僕たちは何かを吸収しながら生きている。それは歯で咀嚼してから胃に流し込むものかもしれないし、情報かもしれない。僕たちにはすべてを吸収する権利がある。味付きのアルコールをありがたがっているのは舌なのか、麻痺する脳みそなのか、その判断をしない。ベッドの柔らかさを、睡眠それ自体を行っているときは感覚しないように。コンビニで立ち読みをしているときに耳に入ってくる音楽とSpotifyでプレイボタンを押して流れてくる音それ自体に量的な差はない。いずれにしても、僕たちはその瞬間、どこかにいて、なにかを吸収している。ラーメン屋で見る地上波のクイズ番組も、部屋でソファに横たわりながら観るNetflixの海外ドラマも、同じだ。そこに量的な差はないのだ。
だから、僕たちは権利を使わなければいけない。僕たちは目指すべき場所に行かなければいけないし、住んでいる場所に住んでいる理由を探さなければいけない。アルコールで麻痺する脳みそがあるのだから。地球に住む理由を探さなければ行けない未来だって、別にそんなに遠い話ってわけでもないのだから。
何もしなければ、自分の許容量を超えた情報、食べ物、空気、が、どんどん体内に溜まっていってしまう。そう、量的な違いがない、ということは、質に頓着しなければ、自分は自分以外の何かに変わってしまう可能性なんか、生きてしまっている以上、十分に存在する。
だから、僕達には権利がある。まずは部屋から。まずは、次の冬に向かう間に着るTシャツから、選び取る権利がある。

http://ogawatetsutaro.tumblr.com/post/173260774074/iwanna


    S     M    L    XL
着丈 71cm 73cm 76cm 78cm
身幅  45cm    50cm 55cm 60cm

モデル身長161cm 着用サイズM

¥ 2,500

※こちらの価格には消費税が含まれています。

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